お知らせ

美容効果を失う“残念な食べ方”とは?

2023-06-15 13:21:01 guanli 2

スタミナがつくご馳走といえば、やっぱり焼き肉! 特にホルモンは元気をチャージしたいときについ食べたくなる人も多いはず。食べる時間帯や食べ方の注意点について、管理栄養士の吉谷佳代さんにお聞きします!


知っておきたい「ホルモンの美容効果」を失う危険な“食べ合わせ”


教えてくれたのは…吉谷佳代さん

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

2001年徳島大学医学部栄養学科卒業後、食品メーカーへ入社。健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、管理栄養士、スポーツ栄養士として、多くのアスリート、学生スポーツ、ジュニアへの栄養指導、食育イベントに携わる。


食べるのを避けた方がいい時間は?

体にいい栄養素を含んでいるとはいえ、ホルモンの脂質やコレステロールにはやはり気をつけたいところ。私たち人間には「時計遺伝子」とも呼ばれるBmal1(ビーマルワン)を持っていて、Bmal1が体内で生成される夜の時間帯は、食べた脂質が体脂肪に合成されやすいとされています。特に、Bmal1が急激に上昇するのが夜の9時以降。ですので、夜の9時以降の焼き肉ディナーは避けたほうが無難かもしれません。


ちなみに、私たちの体は朝の起床後がもっとも代謝が低いため、そこでタンパク質を摂取すると代謝がぐんと上がり、1日を活動的に過ごせるようになります。朝焼き肉はなかなかハードルが高いかもしれませんが、休日ならディナーよりもランチで焼き肉を楽しむのも一つの手でしょう。


美容効果を失う危険な“食べ合わせ”は?


糖化を促進してしまう「ごはん」と「ビール」

ホルモンは栄養価が高く、私たち管理栄養士にも大好きな人が多い食べ物ですが、美容のために気をつけたいのが「糖化」です。タンパク質は加熱することで老化の原因物質とされるAGE(終末糖化産物)という物質が生成されます。このAGEが糖質と結びつくと、お肌のハリがなくなったり、血液がドロドロになったりと、老化を進めてしまう「糖化」を引き起こすことになります。


焼き肉で摂りがちな糖質の代表が「ごはん」と「アルコール」です。焼き肉と合わせてビールを何杯も飲み、シメに白米を食べるのは、自ら「糖化」を促進しているようなもの。美容面で考えるなら、なるべく糖質の少ない低GIの食べ物や飲み物、例えばごはんよりも「冷麺」、ビールよりも「焼酎の水割り」や「ハイボール」など、糖質の低いメニューを選ぶといいでしょう。


20230611-10045517-it_nlab-000-1-view.jpg